待望の生賴範義展、東京初お目見え。2018年の正月は実質ここから開始。
2018年1月6日から2月4日まで開催中。開館は10時より17時まで。期間中は無休とのこと。


初日とあって、1時間ほど前に到着するも数十名の行列ができております。

「MOVIES」「生賴範義と三人の作家」「ARTWORKS」「SFアドベンチャー」「オリジナル作品」のテーマごとに248点を展示。宮崎での展示に加えて新たに公開された分見られなくなった作品もありますが、より絞り込んできたという印象です。
宮崎の展示で見ることができなかった生賴タワー。圧巻です。

こちらの面は平井和正コーナー。トクマノベルズ版「真幻魔大戦」表紙とか何年ぶりかといいう感じで。電子書籍になったけど、やはり紙の本もいい。

おなじみの「スターウォーズ 帝国の逆襲」イラストもいいけど、その前に描かれたこちらの構図が個人的には好き。

今回の目玉企画のひとつ、平井和正×生賴範義×寺田克也×竹谷隆之「ベガ・プロジェクト」 による超戦士ベガの立像。控えめに言って神々しい。

--丈、君はなにをしているのだ?
と今にも話しかけてきそうな。

SFアドベンチャー表紙シリーズ。展示枚数多めで嬉しい。こちらは生賴先生が最も気に入っておられたというパウリナ。足下の一輪の花が丁寧に描かれる。

今回初めて東京で公開される「破壊される人間」。宮崎の展示では習作は見られたものの、完成品の迫力に打ちのめされる。一日この絵の前で破壊されていたい。




これも個人的に大好きな「THE DRIFT RINK」も今回展示されていて感涙に咽ぶ。

そして図録その他も今回大漁に購入しました。観賞した時間よりグッズ販売待ちの時間が長い気もしたけど、初日なので仕方なかったかと。徐々に改善されるのではないかと思われます。

復刊した「復活の日」早川書房版。

こちらも復刊した「狼の紋章」「狼の怨歌」。当時のウルフガイ初体験時に味わった強烈な読書記憶が、生賴先生のイラストとの相乗効果で甦ります。



図録表紙は「果しなき流れの果に」。緑色の宇宙。

「破壊される人間」図録に未収録かと思ったらなんと裏表紙に特大サイズ収録。舐めるように眺めることができそうです。

一回の観賞ではとても堪能しきれないのであと3回ぐらいは行く予定です。のんさんの音声ガイド(550円)つきで観賞すればより深く作品世界に浸れることでしょう。