大友克洋全集解説12 AKIRA 1 (その3)

『大友克洋全集12 AKIRA 1』読む読む。さらに進めます。

第11回。見開きの軍用ヘリ描写に当時唸った。連載時の「絶体絶命以下次号だぜ!」今読むとスピード感のある引きだなあ。単行本の「上等だぜ」のコマも気に入っているのだけどこれはこれで味わい深い。

第12回。FPH大活躍。P245「アーミィ!」は一文字違うだけでまったく印象が変わる。P253-254の組替えは全集ならではで、単行本では2コマ削除7コマ追加の大幅改変。単行本の「ドドドの開き」って呼ぶのか。初めて知った。写植シーンのキツキツ配置の経緯もわかって興味深い回。

第13回。フキダシ擬音は大友作品ではおなじみなものの、初出でアンチック体が多用されていて別作品の印象を生む要因のひとつ。ところで解説P37のページ表記が違う箇所を指しているように思ったので再度確認。(244-249と表記されているが259-263なのではと思いました)

第14回。ジョーカーの肌のトーンとか気付かない箇所多し。次回の引きも雑誌掲載ならではの疾走感。単行本も好きだけど、個人的には雑誌掲載の絵の方が好みかな。

この時期は「童夢」単行本向け、「幻魔大戦」参画、「YOU」イラストと当時を知る者としては充実の時期だった模様。

全集解説の第1弾はここまで。各話の解析ボリュームが多作品の比ではない密度なので読み込む方も体力が必要。でも楽しいのでつづく。

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