絶賛開催中の生賴範義展、2回目の鑑賞でございます。
2018年1月6日から2月4日まで開催中。開館は10時より17時まで。期間中無休。
前回も思ったけど、今回ののんさん音声ガイド(550円)は必聴。すずさんの声で静かに語りかけてくる、聴けば聴くほど味が出る名ナレーションです。
さて、今回はデジカメも持参し、素通りしたものも含めて隅から隅まで細かく鑑賞することができました。
生賴タワー、なかでもお気に入りはやはり「幻魔大戦」シリーズ。ハードカバー版の表紙が懐かしい。ウルフガイシリーズのハードカバー版も装丁が豪華。

特に気に入ってるトクマノベルズ「真幻魔大戦」10巻。金剛杵を掲げる役小角、絵になりすぎる。

徳間文庫「真幻魔大戦」8巻。宇宙に吸い込まれるジェットライナーの画面構成。

角川文庫「幻魔大戦」15巻。取り込まれる久保陽子の図。16巻の構図もいい。

91人の美女が掲載された表紙シリーズ、バイエルンのユーディトとウーセベリのアーサ。長剣などの小道具がいいバランスを生んでますね。


下絵と完成版の比較が何枚か並んでいたのだけど、この下絵からどう完成版にもっていくのか想像できない。今だったら描画風景を実況できるのだろうけど、生賴先生の時代に実現してなかったのが悔やまれる。もっとも生賴先生は作品に打ち込む風景を容易に人に見せなかったのだろうと思うけど。





そして今回も「破壊される人間」の前に小一時間座って心身ともに破壊され続けてきました。長く見れば見るほど美しさに溜息が出る不思議な超大作でございます。




















