2015年のご挨拶

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Matterhorn 2014.11.20.

鳥が映り込んだ奇跡の一枚を今年の年賀状に採用。 一富士二鷹三もなか(ぜんぶちがう)

 

明けましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。

 

今年は4年越しで心の準備をしてきたRugby World Cup 2015観戦ツアーを予定しており、それ以外にも仕事の面でなにかと大きな動きがありそうなので、健康には常に気をつけつつ安全に一年を過ごしたい所存です。日頃の運動量が足りないのと相まって基礎体力も落ち気味なので、今年はなにか新しいことをやることにしています。

 

地の果て過疎地の本ブログ、今年も忘れた頃に更新することになりそうです。気楽にやります。

もなかさん14歳祭り

14歳で人類は終わっても猫は終わらない。そしてまた元気に一年を迎えることができました。

もなかさん13歳祭り

もなかさん12歳祭り

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舌しまい忘れてますけどね。

腎臓補助食の効用か体調は安定していて大病することもないけど全体的に動きは鈍くなってきてる。ときどきジャンプ失敗してなかったことにしているのが微笑ましい。とはいえそろそろがくっとこないか心配な時期ではあるので、残り少ないであろう日々を思い浮かべつつ毎日悔いなく愛でるのがあるべき姿ということで日々いつもと同じようにいちゃいちゃしております。

あと何年行けるかねえ。おばあちゃん長生きしてください。

『起業のエクイティ・ファイナンス』がベンチャー起業家の新たなバイブルになる

読んだ。

前著「起業のファイナンス」の倍の厚さはあろうかという著者渾身の一作。ベンチャー・スタートアップ関係者は必読。おまいら読め。

だけで終わってしまっては申し訳ないので以下。

 

「起業のエクイティ・ファイナンス」ついに発売 – 「cakes」での連載

http://www.tez.com/blog/archives/post4658.html

ベンチャーブームを支える3つのツール 【特別対談】郷治友孝×磯崎哲也(前篇)

http://diamond.jp/articles/-/55868

不合理なファンド規制がベンチャー生態系を破壊する【特別対談】郷治友孝×磯崎哲也(後篇)

http://diamond.jp/articles/-/55988

磯崎哲也氏の新著「起業のエクイティ・ファイナンス」(ダイヤモンド社)を購入しました(取り急ぎ)

http://blog.livedoor.jp/kawailawjapan/archives/7383672.html

 

序章「今後の「ベンチャー生態系」の変化を考える」

前著から数年を経ての著者の問題意識の変化と世の中の変化についておさらい。

 

第1章「創業初期から考える資本政策上の注意点」

もうこのあたり常識として押さえておかないと起業家全員討ち死に確定じゃねというぐらい必要な内容ばかり。必要な知識体系に加えて著者独自の問題意識(上場の目的はなにか、など)もちりばめられていて読み応えあり。

 

第2章「シード・ラウンドの投資契約」 あまり見る機会がないであろうシード契約書ひな形の解説。正直自分もあまり見たことがない部分が多かったので勉強させていただきました。

 

第3章~第7章は実務的な内容が中心なのでバックグラウンドがないとちとつらいかも。

 

で、本書の白眉は各方面からすでに絶賛の声があがっているが別添の投資契約書ひな形。

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投資契約書や定款のひな形を惜しげもなく開陳する太っ腹ぶりもそうだが、これらのひな形の向こうに見え隠れする過去の投資案件における阿鼻叫喚(たぶん)に目から汗が。

 

終章「ベンチャーの未来ビジョン」

著者の近年のスタンス「ステークを持つ」について。奥付にも引用されているこの一文は刺さった。

起業とは「政府や会社など、他人に命令されたことを実行する」といったことの対極にある、「自分で自由に考え、どんな環境であっても、それに合わせてチャンスを見つける」ということです。「人から命令されたことをやる」から「いかに自分で考えたことを実現するか」へと意識を切り替える「心の革命」であり、血が流れない「経済の革命」であるといえます。(中略)革命といっても、フランス革命や「アラブの春」などと違って、「国全体を動かす」といった大それたことを考える必要はなく、まずは自分が変わり、自分の周りの人を変えていくだけでいいのです。

究極的にはこの一文を書きたくて一冊書き上げたのではないかと推察する次第。

 

ということで、ベンチャー投資とエクイティファイナンスに関するエッセンス全部入りな本書。ベンチャー起業家の新たなバイブルとして加えていただきたい。

試験対策メモ: CFE(公認不正検査士)

エントリ書くの何ヶ月ぶりだかわからないけど、5月に受験したCFE(公認不正検査士)の認定試験を受験してなんとか合格してた。一安心。忘れないうちに受験準備のことなど覚え書きにて。

資格の概要

http://www.acfe.jp/cfe/cfe-about/what-is-CFE.php

このあたりを参照。要するに不正の防止発見抑止の専門家ということらしい。

試験の概要

4科目を2日間にわたって行う。1科目2時間ずつの試験で125問中94問以上正解で合格。なお科目合格は3回目の受験まで有効。3回受けるまでに全科目合格してねということらしい。

  1. 「会計」(財務取引と不正スキーム)・・・不正は如何に実行・隠蔽されるか
  2. 「法律」(不正の法的要素)・・・どのような法的側面に留意すべきか
  3. 「調査」(不正調査)・・・不正疑惑をどう解明するか
  4. 「犯罪学」(犯罪学と倫理)・・・人はなぜ不正を犯すのか、どうすれば防げるのか

1は会計畑なら楽勝。
2は法務畑ならたぶん楽勝。
3は内容面で一番面白いのだが新しい知識が多くてとにかく覚えるしか。
4は、うーん。倫理よくわからない。

試験の準備

使う教材を何にするかでほぼ決まるといっても過言。マテリアルは大きく4種類ある。

  • 不正検査士マニュアル(CD-ROM)
    各セクションごとの知識体系をPDFで収録。今回は2005-2006日本版(改訂版)を使用。
  • CFE資格試験対策問題集(冊子)
    サンプル問題を約1,300問収録。
  • CFE資格試験対策問題集(Web教材)
    紙の教材と同じ内容で、苦手問題のみや模擬試験などを受講できる。苦手問題にフラグをつけられるので便利だが操作を間違えると解答履歴が残らないなど仕様に問題があるので注意。
  • eラーニング
    受験対策テクニックなど。お値段高めだけど指針がよくわかるので受けておくとよい

準備のポイント

紙媒体であれば「冊子」と「CD-ROM」を併用。
デジタルであれば「Web教材」と「CD-ROM」を併用。

デジタルに特化した勉強がおすすめ。自分の場合はCD-ROM収録のPDFをGoodReaderで開いてタブレットでいつでも閲覧できるようにしつつ、

Web教材の問題解く→苦手問題にフラグ→マニュアルの該当箇所にハイライト→周辺の記述を読む

の繰り返し。Web教材はすべての問題を一巡し目を通したあと
「苦手問題のみ解く」
「模擬試験を解く」
を基本に。模擬試験は30~40分ぐらいで解くのが目安。

以上のサイクルを3-5回転すれば苦手問題で解答が瞬時にわかるレベルになってきて、合格圏に到達する知識レベルにはなるはず。自分の場合は3月後半から準備してだいたい5回転ぐらいである程度頭に入ってきた感じで。

なお「CD-ROM」の内容を通読するのはおすすめできない。分量が多すぎるし、実際そこまで細かく出題されないことも書いてある。演習問題のおさらい程度で割り切って進める。

当日
詳細は非公表みたいなのでポイントだけ。

  • 問題は持ち帰れない。
  • 試験時間は2時間、1時間で退出できるので多くは退出している。
  • 苦手問題を4回以上解いていれば当日は90問ぐらいは即答できる。できてないとまずい。
  • 見たことのない問題は自分で考えよう。
  • 統計にもとづく出題は最新情報をチェックしておいたほうがよさそう。

試験内容そのものは不正に関していろいろ興味深いものも多いので、ご関心をもたれた向きあれば参照されたし。

もなかさん13歳祭り

昨年の祭りからまた無事に一年経過いたしました。

もなかさん12歳祭り

2013-10-17 20.54.29

仏頂面も年季が入ってきてたいていのことには反応しない剛胆ぶり。たんにぼうっとしているだけか。 しかし13歳ねえ。もうじき故ぎんさんの2倍は生きていることになるので、どうせなら三倍速を目指して日々自宅警備に精進していただきたい。

一時期の謎の抜け毛もなんだか回復して表面的には元気そうだけど、動きは鈍ってるし内蔵疾患はこわいしで来月の定期検診はまたがっつり検査してもらいますよ。ばあちゃん長生きしてくれ。

【書評】南場智子「不格好経営」誰に共感できるかによって適職診断できる(かも)

結論から書くと、今年読んだビジネス書のなかでは白眉。経営書なのに読み物としてめちゃくちゃ面白い。

マッキンゼーのパートナーという一方の極から事業会社をゼロから起ち上げて今の巨大企業を築くという一方の極を築いた著者の「魂の書」(あとがきより)。実体験の持つリアリティに加えて著者の軽妙な語り口に押されて一気に読み進められる。

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クラウドライティングを試みる

といってもクラウドソーシングでライター募集とかではなくて。

慢性〆切破りの体質を抜本的に改めるために書きかけ原稿をクラウドに置いて(関係者に)いつでも見られるようにしておくという試み。まあ誰かすでにやっているだろうけど、そろそろちゃんとしておかないと。〆切に関してこれ以上白い目で見られるわけにはいかない。

とりあえず置き場所はSkyDriveにするよ。これで常に追い立てられる心理状態になり安心して今日もよく眠れそうですぐう。

「経営とIT」連載:「IFRSへの対応はどうすればいい」と質問されたら

連載記事が掲載されました。ご笑覧ください。

TechTarget Japan 「経営とIT」

“むちゃ振り上司”にこういわれたら

【第3回】「IFRSへの対応はどうすればいい」と質問されたら

http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1306/21/news02.html

電子証明書が普及しないのは使いにくさと印影信仰のせいなのか

読んだ。

電子証明書とは何か〜千葉市長、熊谷氏の印鑑廃止発言から考える〜
http://cloud-everything.freee.co.jp/2013/05/blog-post_29.html

市長の英断は評価したいが、前途は多難な模様。

電子証明書の利用に関しては

e-TAXに挑戦してみるよ(1)電子証明書を取得する
http://kan65535.typepad.jp/asc/2007/11/e-tax1-5896.html

を書いてから6年経過したけど、使い勝手はあまり変化していないようだ。

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IFRS任意適用の要件緩和もいいけど背中押されないと動けないよ

日経1面でリークされていたけど内容はなんだかよくわからない代物だったようで。

最大で全上場企業のIFRS任意適用が可能に――金融庁が要件緩和を提案 - TechTargetジャパン 経営とIT
http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1305/28/news07.html

「IFRSと日本基準の折衷案」なんていらない。 – ■CFOのための最新情報■
http://blog.livedoor.jp/takeda_cfo/archives/1858158.html

国際会計基準の強制適用、当面見送りへ 金融庁(日経より) | 会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)
http://ivory.ap.teacup.com/kaikeinews/6061.html

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